
11月に入り、山形は冬に片足をつっこんでいます。
積雪前に駆け込みで、Asahi自然観 貸し切りキャンプ場モニターに参加してきました。
Asahi自然観
Asahi自然観は、山形県民にはおなじみのスキー場です。
もともとキャンプ場とコテージがありますが、来年(2020年)から貸し切りキャンプ場をスタートする予定とのこと!
Outdoor Shop Decemberさんからモニター募集中と教えていただき、二つ返事で参加することにしました。
山形市から車で1時間ほど走り、現地へ到着。
冬以外には来たことがなかったので、新鮮な景色です。

ホテル自然観のフロントで受付します。
スーツのスタッフさんが丁寧に接客してくれるので、キャンプ場なのになんだかくすぐったい。
ホテルの中には小さな売店があり、お土産に混じってバタ薪やカップ麺を販売していました。
キャンプ場を利用すると大浴場が使えるとのことで、翌日入ってみることにします。
売店
- 営業時間:6時〜21時(フロントは23時まで)
- キャンプ用品:バタ薪、木炭、カップ麺、塩
- 他、お土産としてはちみつ、ワイン、アイス、ジュース、お菓子なども購入可能
- フロント横にビール自販機あり
大浴場
- 開放時間:7時〜22時
- 湧水を加温、熱湯と温湯あり
- サウナあり
- シャンプー、リンス、ボディーソープ、洗顔セットあり
- フロントで温泉タオル200円で購入可能
大空前キャンプ場
施設案内が済んだら、スタッフさんの車に先導されて坂道を登ります。
道中には釣り堀(2時間500円)やコテージ村があり、子供の遊ぶ声が聞こえてきます。
到着したのは小さな体育館のような建物…と思いきや、冬期はレストハウスとして営業している「大空」でした!
中で何回もカレーライスを食べているのに、景色が違うと気づかないもんです。
その大空の前の広場が、貸し切りキャンプ場になっています。
しかし広場には先客が…ご夫婦がミニ芋煮会を開催していました。
どうやら地元の方々にも人気の絶景スポットのよう。キャンプ場になっちゃったらどうなるのか、少し気になってしまいますが、スタッフさんの説明で移動してくれました。

天気に恵まれ、紅葉がきれい。山々も美しく見えます。
なんと「大空」の前から坂を下って東屋に至るまで、上の写真で見える範囲の芝生が全部貸し切り!
あまりに広すぎて、何回も聞き返してしまいました。笑
スタッフさんによると、斜面が多いのでテントを張れるのは「大空」前と東屋付近でしょう、とのこと。
確かにスキー場ですから、まあまあ傾斜があります。平らにするわけにはいかないしね。
主な設備

写真まんなかの建物がトイレで、その前にゴミ捨て場と炭入れ、横に水道があります。
ドラム式の延長コードも貸し出してくれるので、電源にも困らなさそう。
車は芝生には乗り入れできないので、水道の横のスペースに停めることになります。
このトイレは男女別、和式ですが水洗で、掃除してありニオイもしません。
ここに夜は明かりが灯って虫が寄ったり、星が見えなくなるのでは?と思いましたが、照明は切ってあるとのこと。
さらに、右奥に見える「大空」の中の洋式トイレも使えるように開けておいてくれるそうです。

この公園の水飲み場みたいなのが水道です。
湧水を引いているので、そのまま飲めますよ!とのこと。なんと贅沢。
この水道にシンクをつけたり、屋根をつけたりしようと計画中だそうです。
「お湯が出るようになったら最高ですね〜」と言ってみたら、「それは難しいですね〜!」と即答されてしまいました^^;
ツインピルツT/C初設営

この平らな芝生のスペースに設営することにします。
久しぶりのキャンプだったので、行けずにくすぶっている間に物欲に負けて買ったギアやら何やらが一斉に開封の儀となりました。笑
数ヶ月前にVic2で20%オフになっていて、旦那さんに拝み倒して購入したOgawaのツインピルツT/Cもようやく日の目を見ることにT-T

1時間くらいかけてようやく張ることができました。
ペグ4本で張ることができると聞いていたのですが、やはり試し張りはしておくべきですね。
しかしとにかく張り姿が美しい!気づいたらツインピルツの写真ばかり撮っていました^^;
また後日、ログを書こうと思います。

ツインピルツを張っても、手前に十分な広さのスペースがあります。
グルキャンも余裕でしょうし、真ん中に焚き火を囲むように設営したりしたら楽しそう。
さらに坂の下のほうにも平地があることを考えると、ちょっとしたイベントもできちゃいそうです。
コテージやキャンプ場からも離れているので、ちょっとくらい音楽を流したりしても全然大丈夫!だそう。
メスティンで簡単ランチ

空腹が限界に達したので、設営を中断して昼ごはんに。
メスティン自動レシピの「サバのごろごろ茶漬け」に挑戦します。
ちょっとしょっぱいけど、めちゃくちゃ美味しい!
コンビニで揃う材料で、メスティンにぶちこむだけで作れるとは思えない出来です。
これとアメリカ産牛肉を炭火で焼いたやつでアウトドア飯感を堪能します。
外で炭火で焼くとなんでも美味しくなるから不思議です。
設営完了!新入りの焚き火台でぬくぬく

メスティン飯に満足したところで設営再開。
2ヶ月くらい薪スト…薪スト…と囁き続け、お試しまでこぎつけた念願の薪ストーブ(レンタルだけど)の煙突が右側から出ています。
この日は妹も遅れて参加予定だったので、私達二人はコット寝、妹はカンガルースタイルで設置したアライにインフレータブルのマットを入れて暖かく寝てもらうことにしました。
初キャンプが寒くてもう二度と行かないなんてことは避けたかったので、全力です。

夕方が近づき肌寒くなってきたので、muracoの焚き火台とDUGのトライポッドを初使用。
このキャンプ場は直火禁止ですが、焚き火台を使えば芝生の上で焚き火しても大丈夫。
焚き火台は旦那さんがかねてから楽しみにしていたので、組み立て写真を撮る前にあっという間に焚き火が始まっていました。笑
そのぐらい簡単に組み立てられるってことですね。
トライポッドも大きいサイズと迷いましたが、上の焚き火台やピコグリルくらいなら普通サイズで十分でした。
いや〜、いい買い物をしました。ちょっと欲望にまかせて買いすぎたけど…。
初薪ストーブはレンタルで

日没するとあっという間に寒くなり、妹が来る前に薪ストで幕内を温めようということに。
レンタルしたDODの「オールインワン薪ストーブ」をインストール。
ツインピルツはトリプルファスナーになっているので、適当な位置から煙突を出すことができます。
※ 幕内での薪ストーブを始めとした暖房器具の使用は推奨されていませんので、自己責任で!
Youtubeで薪スト動画を見まくっていたので、自分も簡単につけられるかな〜なんて思っていました。
が、焚き火台で燃え盛っている薪をつっこんでも、すぐに消えてしまいます。
どうやら鉄製のストーブ本体がキンキンに冷えているせいで、エネルギーが足りなくなってしまうみたい。
結局旦那さんに交代し、いちから火起こししてやっと火入れに成功。

め、め、めちゃくちゃあったか〜〜い。
車の積載とか、子供が出来たら危ないとか、色々ハードルを感じていましたが、全部吹っ飛びました。
これまで「まだ早いよ」と購入に後ろ向きだった旦那さんも、気がつけばせっせと薪をくべています。
むしろ私は一回も薪をくべていません。ずるくない?
しかしこれで薪スト購入へ一歩近づきました。薪ストは人を虜にする魔力を持ってます。
ちょうど幕内が温まった頃に妹が到着し、3人で鍋を囲んで談笑タイムに。
我が妹はやたらとおもしろエピソードを集める体質で、話が弾んだためここから先ほとんど写真がありませんでした。笑
冬キャンに一酸化炭素警報機は必須
星が見えるのを期待していたのですが、夜になるとキャンプ場全体が霧がかってしまい、月も見えなくなってしまいました。
雨雲レーダーでは1時頃に雲が晴れそうなので、そこにアラームを設定し、23時くらいに就寝。
一酸化炭素警報機を購入したのに家に忘れてきてしまったので、1時に起きるなら、と薪ストが消えるまで入口を開けっ放しにすることにしました(火入れからずっと、入口は開けたままにしています)。
しかし、一日中外で活動してお酒を飲んで、1時になんか目覚めるはずもなく。
薪ストが消えれば外気温は3℃。入口側で寝ていた私は寒さで何度も目が覚めてしまい、3時頃に一人で起きて入口を閉めるはめにT_T
今度から絶対に一酸化炭素警報機は忘れないようにしよう、コット寝でも冬はマット併用しよう、と心に決めました。
星と日の出がきれい
その後も寒さと戦いながらウトウトしていると、旦那さんと妹がトイレに起床。
そのまま戻ってこないので何事かと思ったら、雲が晴れて星が見えるようになっていました。

周りに何もない山中なので、雲はかかっていたもののたくさんの星が見えました!
夜寝る前は麓のほうにけっこう光害あるな、と思いましたが、4時ともなるとそれもありません。
下のキャンプ場やコテージ村よりも高いところにあるので、それもいいのかも。
妹は「もっときれいに撮りたかった!」とレベルアップを誓っていました。
私も星空を撮れるようになったらキャンプが数倍楽しくなるだろうなぁ。

そうこうしていると東の空が明るんできました。
南東向きのサイトなので、雲がなければ日の出が拝めます。

美しい日の出です。そしてあったかい。
キャンプやってると、太陽の偉大さが身にしみます。

翌日も天気に恵まれて何よりです。
薪を残しておいたので、また薪ストに火を入れます。

青空と紅葉と白い幕体と煙突と煙。完璧すぎる。最高です。
薪ストで朝食を

昨夜は卓上コンロで調理したけど、朝は薪ストでの調理に挑戦。
コンビーフとチーズのホットサンドと、缶詰のオニオンスープで朝食です。
缶詰万歳。お世話になります。

またもやメスティン自動レシピより、「バナナのホットチェー」に挑戦。
バナナとココナッツミルク缶詰、ミックスナッツをメスティンにぶちこんで煮るだけです。
砂糖を忘れてきましたが、入れなくても十分甘くて美味しい。
妹はこれで商売できるんじゃないかと呟いていました。買ってよかったメスティン自動レシピ。
kindle版を購入したのでスマホで見れるのも便利です。
ホテルの大浴場へ
モニター中はチェックアウト時間を設けていないとのことでしたが、夜にお仕事があるのでぼちぼち撤収することに。
だらだらする用のコットを残してあらかた撤収します。
朝風呂に、昨日もらった大浴場の無料券を使うことに。
妹は山を下ったところにあるりんご温泉に行くというので、お留守番していてもらいます。
りんご温泉は朝日町を代表する温泉で、その名の通り温泉にりんごがぷかぷかと浮かんでいるのです。
お気に入りの温泉のひとつで、個人的にオレンジ色の温泉タオルが可愛くて好きです。
さて、ホテル自然観の大浴場へ向かいます。
出典:Asahi自然観
女湯は貸し切り状態でした。スキーのシーズンにはきっと混むのでしょう。
温泉ではないですが、湧水を加温していると書いてありました。
設備は年季を感じますが、掃除は行き届いています。
アメニティも一通りあり、小さいドライヤーも使えました。
紅葉を見ながらお散歩
お風呂から上がり、少しコットで日向ぼっこしてから完全に撤収。
せっかく広い貸し切りキャンプ場なので、散歩してから帰ることにしました。
見事な紅葉です。
やはり景色や紅葉で有名なスポットなのか、ちらほら人がやってきて写真を撮ったりお散歩したりしています。
モニター中は良いけど、貸切営業始めたら立入禁止になるのかな?
ちょっと大変そうですが頑張ってほしいです。

景色を堪能して、解散になりました。
設備も整っていて、また来たいと思わせてくれるキャンプ場です。
貸し切り料金はまだ検討中のようですが、デュオにはちょっと高かった^^;
グルキャンでわいわいするなら、割り勘でかなりお得だと思います。
来シーズンの営業開始が楽しみです!
公式サイトなど
Asahi自然観
Asahi自然観(0237-83-7111)
公式サイトにはキャンプ場の情報がなぜか載っていないので、じゃらんnetも参考にしてみてください。予約は電話でのみ可能だと思います。
りんご温泉
りんご温泉(0237-67-7888)
日帰り入浴のみの温泉施設です。レストランも併設しています。
泉質はナトリウム-塩化物強塩温泉だそうです。あっさりしていてあったまりますよ。
記事で紹介した商品まとめ
小川キャンパル:ツインピルツT/C
muraco:サテライトファイヤーベース
DUG:トライポッド
December:メスティン
メスティン自動レシピ
キャンプ場情報のまとめ、商品URLなどを後から追加予定です。
ブログを始めたばかりなので、いろいろ調べながら頑張ります!
コメント